お笑い芸人を目指してNSCに本気で入ろうとしていた彼との馴れ初めが普通だった
こんにちは。yuca_chanpiです。
彼がいます。
出会いは大学1年の時、グラウンドの前で
二人組で話しかけてきました。
もちろん私の隣には双子の妹。
当時双子の妹とは身長体重同じで
小中高大と同じでアルバイト先まで同じ
というマナカナのような感じでした。
自分で言うのもなんですが
大学内では目立つほうにいたと思います。
そんな私たちに
双子の女がいるらしい
面白いから声かけようぜ
と当時の相方と共に面白半分で
サークルの勧誘をしてきたのが彼ってわけです。
その時の印象は必死だなあ
といったものです。
同い年の彼なのですがいい言い方をすると年上に見えました。
当時の相方は印象が良く、ふつうにカッコいいじゃん
といったところでした。
同じサークルに入り、1年がたつ頃
彼らの単独ライブが決まりました。お笑いの。
飲み会で当時彼氏がいた私の横に彼が来て言いました。
「お前のために漫才するから、絶対見に来てくれよな!」と。
当時彼がいたので「はあ?」となったのですが
押しに負けて行くことにしました。
単独ライブ前日、私は当時の彼に振られました。
そのタイミングで彼はTwitterで、
「明日は単独ライブです。なーんか振られちゃったりした人はふらっと遊びに来るといいよー☻」
と呟いていました。
すごいタイミング・・と思い
「絶対に笑わせてね!」
とリプをすると
「面白くないかもしれないけど、無理してでも笑ってね☻」
と返事が。
その当時は彼、私のことは好きじゃなかったんだとか。
人数を稼ぎたくて言ったんだとか。
でも私は心が軽くなった気がしました。
ライブ当日、普通に笑えなかったらどうしよう
苦笑いって一番傷つくよな
と心配していたのが馬鹿みたいに
めちゃくちゃ笑えました。
まだ話は続きます
それから1か月経ったサークル旅行のあと、彼から電話が来ます
「付き合ってほしい」といわれます。
しかし私は元カレが忘れられないからと振ります。
そのあと1年が経ちました。
路上ライブやったりM-1の予選に出たり彼は本気でお笑いを続けていました。
大阪に行くのー?と聞くと
いや、東京のNSCだよ。と彼は言ってきました。
NSCって何?レベルの私。
そんな私に彼はお金を渡してきます。
変な意味じゃありません。
「NSCに行くために100万貯めたいけど、無理だ。
お前が金の管理してくれ。
バイト代全部渡すから1年で100万貯めれるようにして。」
と言われます。
当時私は母に「バンドやろうぜー!っていう男に
女は惚れちゃったりするんだよねー」と言われていたので、
「漫才で売れてやる!」という彼には惚れんでおこう・・・
と心に誓っていたのです。
が彼の猛アタック(?)の末惚れてしまうのでありましたー。
きっと母の「バンドやろうぜ!」の言葉がなければ惚れていなかったと思います。
これがお笑い芸人を目指してNSCに本気で入ろうとしていた彼との馴れ初めです。
面白くなくてすみません。
そんな彼は私が病気をしたのをきっかけに
夢を諦めます。(お前のせいじゃないわと怒られそうだけど)
いまはサラリーマンやってます。
この前家に結婚の挨拶に来ました。
私、結婚します。
人生って何があるかわからないな
~完~